ラブラブ室長!メロメロ「美しき日々」!!+韓国ドラマ通信 -58ページ目

<美しき日々> Vol.5 母の面影

テーマ:美しき日々

第5話は15年前に亡くなった室長とミンジの母の話を中心にして回ります。

冒頭はミンジが投げ捨てたカバンを拾おうとしたヨンスとソンジェ、その廊下での場面に室長とミンジが顔を出すところから。
室長はミンジにカバンを部屋に入れるよう命令します。
しぶしぶ命令に従うミンジ。
室長はミンジの非礼をヨンスに詫びます。
そして、「時が経てばミンジもきっと君を信頼する。僕のように」。

その朝、室長はヨンスを連れて出勤します。これからはバスで通勤しますと言うヨンスに室長は「同じ会社なんだ、いいじゃないか」と今後も同伴出勤を続ける構え。
車を降りようとしたヨンスの視界に飛び込んできたのはビクトリーの社長に自分を売り込もうと会社の前で待ち構えているセナ。ヨンスは慌てて車の中に戻ります。そんなヨンスを見て事情を察した室長。
「そっちの妹もまだまだこれからだね」といたずらっぽい笑顔を見せます。

室長の画策が功を奏し、全社挙げてZEROの捜索に当たることになったビクトリー。同じようにZERO探しに動いている新興のミューズには絶対に負けられません。
室長は売り場にZEROの曲を重点的に流して客の反応を見ることにし、自分も仕事場を奥の部屋から売り場の近くの会議室に移します。

一方セナは安宿での暮らしとデビューへ向けてのレッスンの疲労で体調を崩してしまいます。栄養失調と風邪が重なって病院に運ばれたセナ。ナレからの連絡を受けて駆けつけたヨンスはそこでばったりソンジェに会います。ソンジェのことを恋人だと言うセナとの関係を問い詰めるヨンス。
「妹に近づかないで。妹を悲しませたら私が黙っていないわ」ときっぱり言い放ちます。
ヨンスにはソンジェが軽い気持ちで付き合って結局はセナを傷つけるのだろうという心配があります。
セナに前々から裏切り者としてヨンスの話を聞いているソンジェには何故自分がそんなことを言われるのか分かりません。
「セナを一番傷つけたのはあなたじゃないんですか?」と切り返してさっさと席を立ちます。
十二分にそれを感じているヨンスには何も言い返すことが出来ません。

室長の家に帰ってきたヨンスを待ち構えていたのは大勢の友達を引き連れ派手に酒盛りをしているミンジ。「何をしてるの?」と言うヨンスに、あんたにそんなことを言われる筋合いはないとばかりに食ってかかるミンジ。
そんなミンジにヨンスは「今まで世界で一番かわいそうだと思っていたのはセナだったけど、あなたの方がかわいそう。夢も明日もないあなたに出来ることはただ駄々をこねて反発することだけ。セナには夢があるから今日辛くても明日のために頑張れる」と言います。
馬鹿にしているセナよりもかわいそうと言われたことに腹を立てたミンジは友達に帰ってと叫び、部屋に立てこもります。

その酒盛りの後片付けをしているヨンスの元にソンジェが帰ってきて手伝います。
でもその理由は自分の母親にこんな様子を見せたくないから。
室長とヨンスの間で交わされた約束を知らないソンジェには病気の妹・セナを放ったらかして他人の妹の面倒を見ているヨンスの気が知れないのです。

点滴を終え、病院を出てきたセナをナレは強引に自分の家に引っ張ってきて宣言します。
「あんたをスターにして、自分も韓国一のマネージャーになる」と。
ナレはヨンスとの友情以上のものをセナ自身に感じ、自分の将来をかける決心をしました。

室長とミンジの実母の命日に当たる日の朝、後妻であるミョンジャ夫人はソンジェに今日は命日だから早く帰ってきてと頼みます。
その頃、室長は一人で、朝もやの中墓参りに来ていました。
情緒不安定なミンジを一緒に連れてくることが出来なかったことを知らせ、
「どんなに辛くても生きていて欲しかった。親孝行してあげたかったのに。今ならしてあげられるのに」
そう言って涙ぐみます。

室長が出勤すると、今日はパーティーがあるからお前も出ろと父親が言います。
どうやらその席で紹介したい女性がいる模様。
室長は仕事を終えたヨンスを呼び出し、強引に車に乗せます。
行き着いた先は高級そうなブティック。
応対に出た店員にイブニングドレスとヘアメイクを頼み、自分もディスプレイされているタイを引き抜き首に巻きます。
「何でも従うわけにはいきません。私がここにいる理由を説明してください」と言うヨンスに室長が返した言葉は「必要だから」。

ヨンスを連れてパーティー会場に現れた室長を見て思惑を外された父親は怒ります。
今日はお見合いだと言っておいただろうと言う父親に、僕は結婚する気はありませんと言う室長。
「一生一人の人を愛し抜く自信が僕にはないから」
家族を苦しめる父親を見て育った室長には、そんな父の息子である自分が疎ましく感じられるのです。

自分の立場を知りいたたまれないヨンスはパーティー会場を抜け出して好きな画家のポスターを見ていました。
「君が好きな絵を僕も見てみたい」
室長はそう言ってヨンスを画廊に連れ出します。
画集でしか見たことのない、一番好きな絵の本物がそこにあることに目を輝かせるヨンス。
「この絵を見ていると私まで幸せな気持ちになります」
ヨンスの好きな絵は家族が仲良く温かそうに寄り添っている絵でした。
家族のいないヨンスには家族の揃っている室長の家がそんな風に見えたのです。
室長は、地上からは仲良く見える星達も実際には遠く離れている、そんな風に自分の家族を表現します。
「今日は母の命日だ。15年経ってもこの日が来ると、時計の針が逆に回る。悔しくて辛くて心細かったあの日の自分に戻ってしまうんだ」と心情の一端を吐露します。

ソンジェとミョンジャ夫人が自分の母親の法事の準備をしていることに腹を立てたミンジは用意の整った机を引っくり返します。
ミンジにしてみれば、自分の母親とあんた達と一体何の関係があるのという気持ちです。
「猿芝居はやめて!」
ミンジの母が亡くなったおかげで家に入ることが出来たと思っている二人にミンジの大切なお母さんの法事をして欲しくはありません。
いつも自分の心を押さえて良い息子でいてきたソンジェも「こんなことはもうたくさんだ!」と叫んで母親を連れて強引に出かけます。

やけ酒を飲むソンジェの傍らで心配そうにするミョンジャ夫人。
ソンジェは「母親を無くしたのはミンジたちだけじゃない。僕も昔の母さんを失ったんだ」、そう言って涙を流します。
彼の目には夫や義理の子供の目を常に気にして控えめに振舞っている母親が見ていて辛いのです。

相当に酔っ払って足元の危ういソンジェとミョンジャ夫人が家に戻る途中、室長の車が通りかかって、ヨンスの替わりにミョンジャ夫人を乗せて帰ることになりました。
酔いが回って道端に座り込むソンジェ。
セナを巡って対立したヨンスもそんなソンジェを放っておけません。
「あなたもミンジと同じね。命日は失った人を思い出して嘆き悲しむ日じゃないのよ。静かに偲ぶものでしょう」
言い聞かすように優しく言葉をかけるヨンスに、ソンジェは亡くなったのは自分の母親ではなく、室長とミンジの母親に当たる人で、彼らに憎まれ疎まれながらもその人の法事をしているのが自分の母親であることを明かします。

法事が終わってもいっこうに帰ってこない息子を心配して家の前で待つミョンジャ夫人の元に室長がやって来ます。
「今日はどうもありがとう。でも法事の準備はもういいですよ。来年からは墓参りだけで済ませます」
そう言ってミョンジャ夫人の替わりに室長が迎えに行きます。

吐く息も凍りつくような寒空の中を歩いていくと、その先に見えるのは足腰も立たないほど酔っ払って、連れて帰ろうとするヨンスを困らせているソンジェ。
「立て」
二人に距離を置いたまま室長は声をかけます。
「立つんだ」
夜の冷気に負けないほどその目も口調も冷たい室長。
そんな室長にソンジェは、もし自分が先に死んだら母さんの法事をやってくれるかと聞きます。
そして、やってくれないよね、きっと憎み続けている母さんにはお酒の一杯、花一輪だって供えてくれないだろうと呟きます。
「心配なら長生きしろ」
ヨンスを促し背を向けて歩き出す室長。
ソンジェを気にしつつも室長の後に付いていくヨンス。
二人の溝の深さが窺えるワンシーンでした。

ミンジと共に暮らす部屋に帰ってきたヨンス。
母の遺影を抱きしめたまま眠るミンジからそっと写真立てを取り上げ、布団をかけなおしてあげます。

ソンジェのことが気になって彼の部屋をのぞくと、ヘッドフォンをしてキーボードに向かっているソンジェの姿。
人の気配に慌ててキーボードを隠すソンジェに気をつかって、ごめんなさいと部屋を出て行こうとするヨンス。
「待って!」
と呼び止めたソンジェは、こっちに来てと言うように手で促すのでした。

<美しき日々> Vol.7 ZEROの正体

テーマ:美しき日々

少女の病室の前でZEROが現れるのを待つ室長。そこにやって来たのはソンジェでした。時間は真夜中。「なぜここに?」と聞く室長の目は当然のことながら疑いでいっぱいです。ソンジェは「先輩に本を借りにきたのだけど迷ってしまって」と苦しい言い訳をします。
これ以上ここにいてもZEROは現れないと悟った室長はソンジェの部屋へ。ソンジェのパソコンにはパスワードがかけられ、他人には簡単に開けられないようにしてありました。お風呂から帰ってきたソンジェに「随分用心深いんだな」と室長が冷たい一言。そういう室長も充分用心深く探りを入れています。疑惑はまだ確信には変わっていません。ソンジェと二人で、父親と音楽にまつわる話になります。

その朝、「今日は早めに出勤しよう」と室長に誘われたヨンス。室長は空が見える川べりにヨンスを連れて行きます。ZEROの正体はソンジェではないかという疑惑に心が揺れている室長はそんな自分の動揺を鎮めようとヨンスの胸にもたれかかります。「こんなことをするのは私にだけなんですか?」というヨンス。ヨンスといると気分が落ち着くという室長は「でもそういう相手には気をつけなければいけない。人を落ち着かせるということはある程度相手に合わせて本心を隠しているものだから。真っ正直さは人を戸惑わせるものだ」と言い、こんなことをするのは「別に君だけじゃないよ」と強がりを言ってしまいます。

順調にレッスンを積んでいるセナ達に遊園地で行われるイベントの前座の話が舞い込みます。初ステージの決定に大喜びするセナ。早速ソンジェに絶対来てと積極的に誘います。

ソンジェはセナのステージを内緒で見せてあげようとヨンスを遊園地に連れて行きます。朝早くこっそり作ったお弁当を持参して。仲良く乗り物に乗る二人。苦手な乗り物で足をつってしまったヨンスにお守りとして携帯のストラップ猫をプレゼントします。でもその携帯は室長専用の携帯で・・・。

セナのステージは元から犬猿の仲であるライバルのクムスクと、歌手への夢、さらにはソンジェを巡る恋の火花まで散って、クムスクの陰謀に邪魔され、失敗に終わります。セナの歌の途中にメインの歌手が登場してしまい、観客の関心を根こそぎ持っていかれてしまったのです。

それでも何とか自分のほうに関心を向けさせようと頑張って歌い続けるセナですが、ステージが終わった後の楽屋で机につっぷし泣き崩れてしまいます。客席で見守っていたヨンスも辛い気持ちは同じ。でもまだチャンスはあると一生懸命にセナを励まします。ヨンスにみじめな姿ばかりを見せてしまう自分が情けなくて腹立たしいセナですが、「今日はただ泣く場所が欲しいだけ」と言って本当に久しぶりにヨンスと二人で抱き合います。

そんな二人を心配してヨンスを待っていたソンジェと二人で帰る途中、室長が乗った車とすれ違います。何か言わなければと急いで追いかけようとするヨンスを引き止めるソンジェ。

一足早く帰っていた室長はミンジの部屋で一緒に画集を見ています。こんなに家を空けて家庭教師として失格、中途半端じゃないのと室長の前でヨンスをなじるミンジですが、「今日は会社の仕事をしてもらっていたんだ」とさりげなく室長はヨンスのことをかばいます。

一人になったのを見計らってヨンスは話をしようと室長を部屋まで追いかけます。わずかに空いた隙間から窺える着替え中の室長の様子・・・。気配に気づいた室長は何も言わずにヨンスの眼の前で静かにドアを閉ざします。話を聞いてもらえなかったヨンス。後悔して再び開けたドアの前にはヨンスの姿はありませんでした。またしてもすれ違い・・・

ソンジェの大学を訪ねてきた謎の女性(前回から登場)と一緒にお茶を飲むソンジェ。女性は母親の友人だと名乗り、ソンジェのことを「お父さんの若い頃にそっくり」と懐かしそうに言います。
家に帰ってきてそのことを母親に報告するソンジェ。

ヨンスの働くCDショップに現れたソンジェはヨンスに気づかれないように携帯の番号を調べます。ソンジェがプレゼントした猫のお守りがついている室長との通話専用の携帯です。
そしてヨンスの好きなCDが欲しいと言うソンジェにヨンスが何枚か選んであげ、楽しそうに二人で会話しているところを偶然セナが目撃します。

室長は少女の入院している病院に母親を訪ね、約束していた手術代を渡します。感謝する母親は娘に口止めされていた秘密を室長に話してしまいます。
手術の日にもう一度、ZEROが少女の前に現れると約束したということを。

そして手術当日、夜。
病院の長い廊下を室長が走ります。スーツの裾を翻して。
今度こそ確実にZEROの正体を突き止めるため。

今まさに手術室の中に運ばれようとしている少女の傍らに室長が見たものは・・・
見たものは・・・
母親と共に少女を励ますソンジェの姿!

(信じられない、信じたくない)

束の間の間、目を見開いてその場に立ちすくむ室長。
車に戻った室長はZEROのCDを手にとり、去っていった車の後には割られたCDが残っていました。

<今日のミンチョル様語録>
今日は特別。語録じゃなくて仕種(じゃなくて・・・絵?)

「ZEROの正体を知った衝撃の室長が車に乗り込むときに舞い上がった長めの前髪」
素敵でした。(笑)

<美しき日々> Vol.8 嫉妬

テーマ:美しき日々

今回は病院から帰宅したソンジェが車の中にいる室長と会話するシーンから。
自分がゼロだということを知られたとは気づいていないソンジェが「どこに行っていた?」と聞く室長に「大学」と適当に答えます。

先に家に入った室長はミンジへの夜食を手にしたヨンスと軽く目礼。
後から入ってきたソンジェはヨンスに話しかけ、後でバルコニーで会おうということを誘いかけます。
それを聞いた室長は嫉妬心がむらむら(笑)、「話があるから僕の部屋へ」と強引にヨンスを連れて行きます。
ヨンスをベッドにかけさせ、自分はその膝の上に頭をもたせかけます。
話があるからと呼んでおいて室長が言った台詞は「話なんかないんだ。ただ傍にいてほしい」。
そして実の母親の通夜の席で初めて出会った継母のこと、異母弟のことを話します。
温かい手の持ち主だと思った人に後に裏切られたこと、なぜあの絶望感が今も忘れられないのか、と言うことをぽつりぽつりと語ります。

ソンジェは一晩中、ベランダで来ぬ人を待ちました。

場面は変わって、父親と室長とソンジェはテニスコートにいます。
プレイしているのは室長とソンジェ。
ボールを打ち合いながらお互いの心を駆け巡るのはヨンスと過ごしたそれぞれの場面。

休憩時間になって、父親は金ばかりかかっていっこうに見つけられないゼロ探しを諦めたらどうかと室長に提案します。
ソンジェがゼロだという事実を既につかんでいる室長は父親にはそのことを告げず、「ソンジェ、お前はどう思う?」とソンジェの出方を見るためにわざと話を振ります。
ソンジェが「本人が出てきたくないなら、その意思を尊重すべきじゃない?」と言うと、意味ありげな笑いを浮かべ、「ゼロはもう捕まえたも同然。後は待つだけです」と言って話を終わらせます。

一方、セナはヨンスを呼び出し、ソンジェへのプレゼント選びに付き合わせます。
ドーナツを食べながらヨンスに恋心を打ち明けるセナ。
「自分はソンジェが好きで、あの人は特別。頼りたいと思う人で運命の人。これからもっと自分のことを好きにさせる。もう二度と傷つけられたくないから」ということを真剣に話します。
ヨンスに釘をさす意味も込められているようです。

セナと別れた帰り道、ヨンスはバイクに乗ったソンジェと出会います。
ソンジェは昨日一晩中眠れなかったことを明かし、ヨンスが室長の言いなりになっていると少し責めます。
ヨンスはそんなソンジェに、セナがどれだけソンジェのことを思っているか、またヨンス自身もソンジェのことを信頼しているから安心してセナのことを任せられるということを話します。
事情があるとは言え、同じ家に住んでいることを変に誤解されたくなくてセナに話せないままでいるヨンスは「今度セナに会ったら住み込みのことを話すから、そうしたら3人で会いましょう」と言い、ソンジェは思いを寄せているヨンスにそんなことを言われたせいで気を悪くして、ヨンスを乗せずに行ってしまいます。
そして呼び出した友達のジョンフン先輩の口から、室長がゼロの件でソンジェのことを疑っているふしがあることを感じ取ります。

ビクトリーの社内会議でこの間のイベントのビデオを参考に、CDデビューする可能性のある新人が選ばれました。
女性ではセナと、ライバルのクムスクの二人。
室長のセナ評は「まだ荒削りだが、粘り強くて熱心なので、伸びる可能性はある」。

レコーディングが決まったセナはビクトリーのレッスン室でお祝いのパーティーをしようと決め、積極的にソンジェを、消極的にヨンスを誘います。

室長に話があるというソンジェを強引に引っ張ってきたセナ。
「誰よりも真っ先にお祝いしてもらいたかったの、あなたに」
ケーキに火を灯し、ソンジェのほっぺたにキスをします。
遅れて現れたヨンスの前でもソンジェへの好意を隠そうとはしません。
セナを真ん中に挟んでソンジェとヨンスの間にはぎこちない空気が流れます。
そんな雰囲気を変えようとヨンスがケーキを食べましょうと提案、お皿とフォークを探しに部屋を出ます。

暗い廊下を歩いていくと、明かりのもれている部屋がありました。
覗いてみると、そこにはソファーに横になった室長の姿が。
どうやらソンジェを待っているうちに眠り込んでしまったようです。
そっと近づいて寝顔を見つめるヨンス。
寒そうなので服をかけようと伸ばした手を、いきなりつかんで目を開けた室長。

戻りが遅いのを心配してヨンスを探しに来たソンジェは偶然そんな二人の姿を見てしまいます。
思わずドアの陰に隠れるソンジェ。

室長とヨンスはセナの夢だったレコーディングの話をし、室長はヨンスに「君自身の夢は何?」と訊きます。
「私の夢は死ぬまでずっと好きな絵を描き続けること。それともし子供が持てたら、その子に自分が夢見ていた温かい家庭を与えてあげること。平凡な夢でしょう?」と語ります。
室長は「誰かにとっては平凡な夢でも、別の誰かにとっては見果てぬ夢かもしれない。温かい家庭など始めから諦めている者もいる」というふうに応えます。

「セナが待っているんだろう? もう行って」
二人の間に確かに暖かいものが流れたと思ったのも束の間、室長は待ちぼうけのセナを思ってヨンスを促します。
そこに突然鳴り響くヨンスの携帯。

室長の視線を気にしてなかなか出ることの出来ないヨンスに替わって室長が鳴り続ける電話を取ります。
そこに聞こえてきたのはソンジェの声。
室長は静かに電話を切ります。
「これは僕専用だと言ったはずだ。それなのにどうして弟からかかってくる? 答えろ!」
にじり寄ってヨンスを問い詰める室長。
あまりの迫力に涙ぐみ後ずさるヨンス。
追い詰められ、行き場を失ったヨンスはいきなり身を翻し、引き止めるソンジェも振り切って走っていきます。
怒りのあまり思わず携帯をぶん投げる室長。

しばらくしてソンジェが室長の元にやって来ます。
「ヨンスさんに何をしたんだ?」と問い詰めるソンジェに「お前には関係ない」と突き放す室長。
「僕はヨンスさんが好きだ。だから心を開くフリをして気を引くような真似はやめて欲しい」というソンジェに、騙しているのはお前の方だろう? 僕にそんなことを言う資格があるのか?と、ゼロの話になります。
「何が望みなんだ。どうして欲しいんだ、言ってみろ! 望みどおりにしてやる」という室長に、
「僕はただ音楽をやりたかっただけなんだ」と答えるソンジェ。
「それだけの望みにしてはやりすぎたな。自分でケリをつけろ。僕はもう関わりたくない」
「僕だって苦しんできたんだ! 嘘じゃない」
真剣に思いを訴えるソンジェに、足を投げ出して聞いていた室長はふーっとため息。
これ以上言っても無駄だと感じたソンジェが出て行こうとしたその時、室長の言葉が飛びます。
「好きだなんて軽々しく言うな。孤独な人間には刃のように突き刺さる」

ソンジェが出て行った途端、乱暴にノートパソコンの蓋を閉じて腕を投げ出す室長。

セナを置いてビクトリーを出て行くソンジェ。

投げ捨てたヨンスの携帯を握り締め、そっと頬に当てる室長。

一晩考え、自分の行動を反省した室長はヨンスに携帯を返しに売り場に行きます。
床掃除をしているヨンスに何も言えずに一度はその場を去りますが、売り場の陰で待っていた室長はヨンスをつかまえるのに成功、少し話をしますが、携帯はもう必要がないと受け取ってもらえません。
「僕の好意は断れないと以前おっしゃいましたが、今後はお断りさせて頂きます」
これからは約束どおりミンジのことだけに集中することを宣言するヨンス。

家のほうでは新たな展開がありました。
例の謎の女性がついにミョンジャ夫人と顔を合わせたのです。
ミョンジャ夫人の亡くなった前夫・作曲家でありプロデューサーであったイ先生を慕うミミという女性であることが判明します。
第1話の冒頭、覚えていますか? あの、売れっ子歌手だったヤン・ミミです。

ソンジェに実の父親であるイ先生の存在を隠し、現在のビクトリーの社長を本当の父親だと教えてきたというミョンジャ夫人に、先生を心底慕ってきたミミは信じられないと言って怒ります。
現実に確かに頼れる人がいた方がソンジェにも心強いと説明するミョンジャ夫人に、ミミは「頼れる誰かが欲しかったのはあなた自身でしょ」と言い、ソンジェには近づかないでと懇願するミョンジャ夫人に「気分が悪くなったから失礼するわ」と席を立ちます。

ヨンスの携帯が室長に渡っていることを知らないソンジェは、ビクトリーの前のバス停で待っているというメールをヨンスに送ります。
それを見た室長は居ても立ってもいられず、バス停に向かうヨンスを引き止め、有無を言わさず車に押し込みます。
バス停で待つソンジェを尻目に乱暴に走り出す車。
何も言おうとしない室長にヨンスは引き返してくださいと強く言い募ります。
直後、急ブレーキをかける室長。
「僕は残る。帰るなら降りて」
車を降りたヨンスはソウル行きのバスに乗り込みます。
車の脇に立ち、寂しげな後ろ姿を見せる室長。
通り過ぎたバスの後には乗らずに降りていたヨンスの姿。
信じられないものをそこに見たような顔で歩み寄っていく室長・・・

次回に続く。

【ラブラブ・ミンチョル様】コーナー
<今日の一押し>
・強引に連れ出したヨンスが帰ると言って去った後に見せた絶妙な角度の後ろ姿。(背中で語りまくってますー、寂しいって~)
・もちろん、あの怒れる大魔人の白い歯に、眉間の縦じわも捨てがたい。(笑)

【今日のミンチョル様語録】
いっぱいあった気がするけど、今一つ選ぶなら、
・「好きだなんて軽々しく言うな。孤独な人間には刃(やいば)のように突き刺さる」
かなー。的を射ていると思うわー。
でも、
・「話なんかないんだ。ただ居て欲しい」なんて甘えられたらドッキーン!だよねー。(笑)

私の家族もはまっています(美しき日々・冬ソナetc)

テーマ:韓国ドラマ

家族の誰かがはまったら感染しますよね、韓国ドラマは。
うちは家族総出ではまっています。
でも面白いのがそれぞれお気に入りのドラマとか俳優さんが違うこと。
うちではまず父が冬ソナの純愛にはまり、それが母に影響し、ついで私が感染し、最後に姉がどっぷりつかりました。

私はビョンホン様一筋ですけど(ミーハー的に他の俳優さんも出てたら見たいと思うけど)、チェジウの吹き替えの田中美里さんの声がイイとか、ヨン様のグッズが欲しいとか、シウォンさんのCDアルバム半分ずつ出し合って買っとく? とか話のネタは尽きません。(笑)

恐るべし、韓国ドラマ。

<美しき日々> リュ・シウォンさんがMステに出演だって!

12/10(金)のミュージックステーションで「美しき日々」で歌ってる「約束」を披露してくれるそうな!
シウォンさんファンは必見!
見れない人はビデオかDVDに予約を。